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鉄拳2(Tekken2)はナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)より1995年に稼働された対戦格闘ゲームである。鉄拳シリーズの第2作目。

特徴[]

3D格闘ゲーム『鉄拳』シリーズの2作目。 初代『鉄拳』のアーケード稼動から8ヶ月、家庭用発売からは5ヶ月という異様なハイペースで続編が発表された。 短期間ながらもその進歩はめざましく、前作を楽しんでいたユーザーが飽きる暇も無いほどであった。 一度バージョンアップしてバランス調整を施し*1(ver.β)、それをベースとした家庭用が発売されている。アップデート実施は稼動からたったの2ヶ月で、フットワークの軽さは賞賛された。

デフォルト状態で使用できるプレイヤーキャラクターは、新キャラクター「風間準」と「レイ・ウーロン」の2名を加えた10名。そして一八に代わり平八がデフォルトキャラクターに入り、入れ替わりで一八がボスキャラクターに移動した。 また、本作から稼働時間の経過とともに中ボスキャラクターやボスキャラクターとして登場するキャラクターが使用可能となる「タイムリリースシステム」が正式に採用。タイムリリースキャラが一人でも解禁されると、デモ画面中に現在使用可能なキャラと人数が表示されるようになる。額からビームを出す「デビル」やその対となる「エンジェル」、ボクシンググローブをはめたカンガルー「ロジャー」など、前作よりも色モノキャラクターが増え、総勢23(2Pキャラを含めると25)キャラクターになった。アーケード版ではバランスを調整したVer.Bが後に稼働。


グラフィック的には、前作『鉄拳1』は体形のデフォルメが顕著で手足がかなり大きく描かれていが、本作は通常の人間の体形に近いバランスになった。外観の面では、前作ではモデリングが当時としても比較的滑らかな質感で描かれていたが、その分、一見してキャラクターが3D描画されていることが伝わりづらかったことから、本作ではポリゴンにフラットシェーディングを施すことであえて特有の角張りを強調し3Dらしさを前面に押し出すという独特なモデリングとなっている

本作からの主なシステム[]

アーケード(SYSTEM11)

システム周りに関しては前作に準じているため、ここでは主な追加点を挙げていく。

  • 起き上がりの攻防における選択肢の追加
    • 前作では基本的に横軸の概念がほとんど無く(厳密にはあるのだが、実戦で意味があるものではない)、ダウンしている側にとってはどうしても攻撃が確定してしまう場面が多かった。そこに横転起き上がりが追加されたことによって、安易な追撃を回避できるようになった。
    • 起き上がり時の反撃のキックに下段蹴りが追加された。安易に近づく相手に逆に二択を仕掛けられるようになり、追撃する側にも一定のリスクを負わせた。
    • クイック起き上がり*2が追加。これによりダウン追撃はかなり制限されるようになった。
    • 攻める側も、一定歩数以上走ることによって「踏みつけ*3」「タックル*4」「ショルダータックル*5」が出来るようになった。ダウン側も安易に起き上がるだけではショルダータックルで更に追撃を受けることもあるため、起き上がりの攻防に奥深さが増した。
  • キャラクター
    • デフォルト新キャラクターの「風間準」「レイ・ウーロン」を始めとして、前作家庭用にて対戦限定で使用できた中ボスキャラクターも1人用モードで使用可能に。これによって登場キャラ数はコンパチキャラを含めると合計25人と大所帯になっている。現在もこの大所帯は続いており、『鉄拳』シリーズ=キャラ多すぎと言われるのは既にここから始まっていた。ちなみに前作では18人。
    • 前作では手足が大きく、独特なモデリングとなっていたが、全体としてスマートになり、より人間に近い見た目となった。
      • ただし、フラットシェーディング*6を用いて意図的に角張った見栄えにしている。前作が滑らか過ぎて2Dとの差を実感しにくかった事からこのような工夫がなされた。
  • タイムリリース制
    • 一定の条件を満たすことで中ボスキャラが次々と解禁されていくようになった。これは格闘ゲームどころかゲーム史上初の試みである。
      本作では「一定以上の使用率があるキャラの中ボスから順に解禁」となっていたが、営業する店舗によって差が出やすいことから、以後は稼働時間による解禁へと変更されている。*7
    • 家庭用では対応するキャラでアーケードモードをクリアすることで解禁できる。
  • 投げ関連
    • 投げ抜けが実装されたが、抜けられるのは「右投げ、左投げ、投げコンボの派生」の3つだけで、他の投げについては相変わらず投げ抜けが出来ない。
      使われる投げは大抵コマンド入力を要する投げ(投げ抜け不可)なので、意味があまりないものになっている。投げ抜けの受付時間も非常に短く、狙って出来るレベルとは言い難い。
    • 前作ではミシェールのジャーマンスープレックスのみだった背面投げ(相手の背中を取っての投げ)が全キャラに追加。前作では背中側から投げてもエフェクトが出るだけで投げられなかった。

ストーリー[]

前大会は三島一八が優勝し、主催者の三島平八三島財閥頭首の座を追われた上、一八によって崖から投げ捨てられた。 だが、平八はそれでも生き延び、崖から這い上がってきた。 悪事にかまけて修行を怠ったことを悔いた平八は、クマとともに山籠もりを敢行し修行に励む。

前大会から2年が過ぎたある日。独立国家の建国を目論む一八は、北海道の大半を手中に収めていた。 そして、一八は自らの野望である世界規模のクーデターを起こすべく、その戦力強化を求めて第2回大会を開催。 前大会に出場した面々はさらに技に磨きをかけ、加えて新たに腕に覚えのある猛者が集う大会。

平八は大会開催の報を受けて山を下り、一八から全てを取り戻すべく参加を決意するのであった。

登場キャラクター[]

デフォルトキャラクター

ボスキャラクター

中ボスキャラクター

最終ボスキャラクター

ゲーム動画[]

鉄拳2

鉄拳2

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